「闇バイト」関連の事件が多発しています。SNSや求人サイトを通じて募集に応募して、集められた人の中で、「闇バイトとは知らなかった」という人もいて、闇バイトに手を染めてしまう人もまた被害者である構造が出来上がっています。
闇バイトに応募してしまった人は、その仕事が犯罪行為であると気が付いても、自分の個人情報を搾取され、逃げたら自分の家族にも被害が及ぶかもしれないと感じ、逃れられなくなるパターンが多いようです。実際、闇バイト関係者の連絡を絶って逃げたところ、自宅まで男が襲ってきたという事件も起きています。
闇バイトに応募してしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか
「闇バイトに応募をしたが、やはり怖くなってきた」
「闇バイトを抜けようとしたら脅された」
などという相談が警察へ通報が届いているそうです。
闇バイトに応募してしまったら、まず相談をすること!
まず一刻も早く、警察に相談しましょう
相談ダイアル #9110
こういった相談を警察にした場合、どのような対応を取ってもらえるかというと
- 身の安全を確保するため、相手が知っている住所の家から避難を促す
- 相手が知っている住所周辺のパトロールを強化(仕事先・自宅周辺)
もし、相手の知っている住所に同居している人がいたら、正直に話してすべての人に避難してもらいましょう。警察が紹介したホテルや宿泊施設であれば公費助成が受けられる可能性があります。
また、そのように避難したとしても、いつまでも留守にはできないはずですので、一軒家ならば監視カメラや人感ライトなどをつけて防犯対策も行った方が良いでしょう。
相手は金品を盗むのが目的ではなく、「あなた自身やあなたの家族を脅す」「暴行する」ことを目的としているので、出会わないことが一番。その次に警察がすぐ来そう、気づかれそう、と思わせることが大事です。
闇バイトの見分け方にポイントはあるのか?
まずは闇バイトに応募しないこと、関わらないことが第一ですが、SNSなどでは見分けがつかない求人も多くあります。
以下は闇バイトの求人に使われやすいポイントです。
一瞬見ると、とても魅力的な言葉に惹かれそうになりますが、安易に応募するのは避けた方がいいです。一度組織に属してしまうと、その先ずっと怯えて生きていかなければならなくなります。
- 高すぎる報酬「高額報酬」「即金」
- 募集人数に「限定」がある
- 「今だけ」「特別」など応募をあおる表現がある
- 連絡手段がダイレクトメッセージ(DM)のみ
- 「○○するだけ」という簡単な作業を感じさせる曖昧な表現
- 秘匿性の高いアプリ(テレグラムなど)をインストールさせられる
- あえて「#ホワイト案件」などと謡っている
- 求人元がどこの会社なのか身元が分からない
怪しいと思ったら近づかない、万が一応募してしまったら警察や回りの人へ相談です!
警視庁組織犯罪対策第二課(犯罪実行犯募集対策)の公式アカウントが反応したXでのポスト
警察庁組織犯罪対策第二課(犯罪実行犯募集対策)の公式アカウントはXで怪しい求人の投稿に対して、返信を行って注意喚起を行っています。
コメント