世界中の人とチャットや通話ができる「WhatsApp」アプリは使っているでしょうか?
最近、WhatsAppの不審なショートメールが届きました。「不正アクセスの恐れあり。至急認証を」というような内容のショートメールメッセージが届きました。初めて届いたので驚きましたが、文面に不審点がありました。
この記事ではWhatsAppからショートメールメッセージが届いた時の対処法と偽物の見分け方、解決法を解説します。実際に届いたショートメールメッセージも公開しますので、騙されないように未然に防いでください。
- WhatsAPPを実際に使っている人、使ったことがある人
- WhatsAPPを語る不審なSMSが届いた方
- パソコンやスマホのセキュリティ設定に不安がある方
WhatsAPPとはどんなアプリなのか
WhatsApp(ワッツアップ)は、スマートフォンやパソコンで利用できる無料のメッセージングアプリです。テキストメッセージだけでなく、写真や動画、音声メッセージなども送受信できるほか、音声通話やビデオ通話も可能です。
インスタグラムやFacebookをやっているMeta社のアプリで、世界中で広く利用されており、友人や家族とのコミュニケーションに便利なアプリとして知られています。WhatsAppは端末間の通信にインターネットを利用するため、通信料がかからないという特徴もあります。を知らない人もいるかもしれません。
日本版のLINEのような機能のあるアプリですが、日本よりもどちらかというと海外で利用されているイメージです。
私はたまたま海外製のソフトウェアを使っており、そのサポートがWhatsAPPを指定していたのでインストールして使っていますが、それがなければ知ることや使うことはなかったかな、と感じています。
WhatsAppを名乗る不審なショートメールの本文
ある日突然、WhatAPPを名乗るショートメールが届きました。

不正アクセスの恐れあり。至急https://xxxx.com で認証を行い、24時間以内に安全を確保してください。
数日後にも届きました。

セキュリティ対策が反映されていないため、情報が危険にさらされています。6時間以内の更新を推奨します。 whaatsopp.com
WhatsAPPを名乗る?ショートメールに騙されるポイント
上記の例で騙されるポイントとしては、「WhatsAPPは電話番号と紐付けられる機能があるので、ショートメールが届いても不思議ではない」ことです。
普段、ショートメールメッセージを利用しないサービスなどから突然届いたのでしたら、SMSが届いた時点で不審に思い、勘づくこともできますが、Whatsappはもともとスマホやパソコンで使える通話アプリで、スマホに入れるとスマホに入っている連絡先を参照したり、と「通話」や「電話番号」を利用するアプリです。
したがって、電話番号を利用するショートメールが届いても、受け入れてしまう可能性があります。(しかし、実際に本物のWhatsAPPからショートメールを受け取ったことはありませんが)
WhatsAPPを名乗る?ショートメールの不審なポイント
私がこのショートメールを受け取ったのは、ちょうどWhatsAPPをインストールして数か月経ったあたりでしたが、使いこなしているわけではなかったので、ショートメールが届いたときは少々焦りました。
しかし、メッセージの本文をよく見てみてください。
「WhatsAPP」が正しい綴りなのにも関わらず、
whateepp.com になっている!

whaatsipp.com になっている!

いづれも綴りが微妙に違います。
また、いづれも●時間以内に、と行動を焦らせている点です。
そもそも、WhatsAPPのセキュリティが弱いからといってそんなに急がせる必要があるのでしょうか?こういった焦らせる一文が返って不信感を呼ぶポイントでもあります。
WhatsAPPを名乗るショートメールが届いたら
このようなショートメールが届いた場合、やってはいけないこと、と、やった方がいいことがあります。
やってはいけないこと:SMSのリンクにアクセスすること
やった方がいいこと:WhatsAPPからメッセージの確認と各種設定の強化
実際にWhatsAPPを使っている方は、一度本体を立ち上げてみてください。
何かメッセージや注意文が届いていないか確認しましょう。
特にない場合は、ショートメールサービスで届いたアナウンスは本物ではない、と言えます。
WhatsAPP自体のセキュリティを強めよう
私はショートメールが届いてから設定を見直したのですが、それは不安があったからです。
したがって、不安にならないためにも、先にWhatsAPPのセキュリティは強めておいたほうが賢明です。

- WhatsAPPを立ち上げる
- 下の方のメニューから「設定」を選択する
- 一覧から「アカウント」を選択
- 「セキュリティ通知」で「この携帯電話でセキュリティ通知を表示する」をONにする
- 次に「2段階認証」もONにした方が良いでしょう。設定したパスワードは忘れないようにしましょう
WhatsAPPのプライバシー設定を見直す

- WhatsAPPを立ち上げる
- 下の方のメニューから「設定」を選択する
- 一覧から「プライバシー」を選択
- プロフィール写真や公開範囲などの設定を見直す
WhatsAPPは、インスタグラムやFacebookをやっているMeta社のアプリなので、プロフィールの公開や「電話番号表一覧」との連動がされます。Facebookのお友達やインスタグラムのフォロワーの感覚で携帯電話に入っている電話番号と紐づきます。
これらはLINEにも同じような機能があり、珍しいことではないのですが、「WhatsAPPを使える状況にある」という情報が他人に知らせることができます。使う人によっては便利な機能かもしれませんが、プライバシーの観点から伏せておきたい場合もあります。
WhatsAPPの設定の「プライバシー」より、情報の公開範囲などを設定できるので、この機会に見直してみてください。
WhatsAPPを名乗るショートメールからのまとめ
私はたまたまWhatsAPPのアプリを致し方なくインストールした数か月後にショートメールが届いたので騙されかけましたが、WhatsAPP自体を知らない人も多くいます。
(もしかしてWhatsAPPを入れているというのがまずバレている?)と不審な点もありますが、まずは落ち着いて、受け取ったショートメールはまず偽物である、ということを前提にしましょう。
なぜなら、WhatsAPPを自体にメッセージ送信機能があるため、わざわざSMSを介する時点でおかしいです。
次に、冷静にSMSに書かれた内容を確認します。中に書いてあるURLやリンクは絶対に触らないようにしてください。
この手のメールは無視していても構いませんが、気になるようでしたら携帯電話のSMS画面から「通知を非表示」または「この発信者を着信拒否」の機能を使って、今後発信者からのアナウンスを受け取らないように設定することも検討ください。


コメント