2024年5月27日の夜、新潟県新潟市東区でマムシ脱走騒動がありました。
持ち主の男性は「マムシ酒をつくろうとして、マムシに噛まれた」と言って、病院に運ばれ手当てを受けましたが、マムシは脱走。新潟市は動物愛護センター職員が28日の朝から捜索をしました。
逃走したマムシは体長30センチほど。毒をもっています。
その後、マムシは28日の午前11時前に無事、住宅の敷地内の軒下で見つけ、捕獲しました。(しかもとぐろを巻いた状態だったとのこと)
そもそも、この男性は新潟県小千谷市の山間部でマムシ2匹を捕獲。自宅に持ち帰ったとのこと。
その後、マムシ酒をつくろうと屋外でペットボトルにマムシを入れようとした際にマムシに噛まれ、逃げられたとのこと。もう一匹のマムシはビニール袋に入ったまま残されていました。
この男性は、マムシ酒を造るのは初めてだった、ということですが、搬送された際は意識はあり、3日間ほど入院が必要だということです。
まむしに噛まれるとどうなる?
マムシには毒があります。噛まれると以下のような症状が現れます。
- 噛まれた直後から数分後に激しい焼けるような痛み
- 噛まれた部分が腫れ上がり、紫色になる
- 腫れは時間とともに体の中心部に向かって広がっていきます
- 皮下出血、水疱形成、リンパ節の腫れも見られます
重症化すると以下の症状も出る可能性があります。
症状は通常、噛まれた翌日までに最悪となり、3日程度に快方に向かいます。完全に腫れや痺れが治るまで1ヶ月ほどかかるといわれています。早期に適切な処置と治療を受けないと重症化し、命に関わる恐れがあります。
マムシに噛まれたときの対処法は?
- 119番に連絡し、速やかに救急車を要請します
- 噛まれた部位より5~6cm上をタオルなどで縛りますが、10分おきに1分程度緩めます
- 安静を保ち、患部を動かさないようにします
- 患部を洗浄し、滅菌ガーゼで被覆します
- できるだけ早く医療機関を受診し、血清療法などの治療を受けます
- 患部を冷やしたり、毒を吸い出したりする必要はありません
症状は通常、噛まれた翌日までに最悪となり、適切な処置と治療を受けないと重症化し命に関わる恐れがあるので、早期の対応が重要です。
マムシ酒の作り方
男性がそんなに作りたかったマムシ酒。そもそもどうやって作ればいいのでしょうか?
- 生きたマムシを捕獲する
- マムシの首の付け根を踏んで動きを止める
- マムシの首根っこをつかんで捕まえる
- マムシを一升瓶に入れる(マムシは1ヶ月以上水につけて排泄物を出す)
- 瓶の底から1~2cm程度の水を入れる
- 1週間に1度くらい水を入れ替え、それを3~4週間続ける。中の水は汚れなくなるまで入れ替える。
- お酒(焼酎など)を注ぐ
- マムシが完全に漬かるまでお酒を注ぐ(アルコール度数は40度くらいあると良い。マムシ酒専用の焼酎を推奨。アルコール度数が47度ある「メイリ」が有名※下のリンクを参照)
- 1ヶ月以上漬ける
- 漬け時間が長いほど味が良くなる(1年くらいは寝かせる)
- お酒につけてから1ヶ月くらい置き、マムシが死んでいるのを確認してから、酒から取り出し、肛門からキッチンハサミを入れて、内臓をすべて出せば臭みが抑えられる。
マムシ酒は、マムシが死ぬ間際に出す毒がお酒と交わると薬用成分になります。
マムシ酒の味とはいったい・・
作り方にもよりますが、一般的には少々土臭い、青臭い、独特の匂いがする。
もともとアルコール度数の高い焼酎を使っているので、水割りを推奨。
マムシ酒を飲むと元気になる!と一般的にはいうけれど、その効用は個々のようです。
こんなに苦労するならば、市販品を試した方が良いような気軽すのですが・・・いかがでしょうか。
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