国税庁を名乗り国税還付金を促すメールは本物か?偽物か?不審点を調査(追記)

それ危険なメールです 迷惑メール

国税庁という送信元名でメールを受け取りました。

e-Taxなどを使っていると、システムにメールアドレスを設定することもあるでしょうから、タイミングによっては信じてしまいがちですが、メールをよくチェックすると、不審点があり、個人情報を入手するためのメールであることがあります。

国税庁を名乗るメールの内容

送信元:国税庁
タイトル:務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
送信元メールアドレス:admin@msz〇〇〇zsmutr.com

メールアドレスは、国税庁を彷彿させる文字列ではありませんでしたが、実在し偽装されたメールアドレスの可能性もあるので一部を公開しておきます

国税還付金の電子発行を開始しました。

e-Taxをご利用いただきありがとうございます。

2024年度の税制改正等のうち、以下の申告手続について、追加及び修正を行い。

税制改正に伴い、税金の状況をわかりやすくするため。

E-Taxの個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けていますこのメール受信後24時間以内に下記の専用リンクからE-taxアカウ ントをご登録ください。

◯ 注意事項
以下のリンクから案内に従ってE-tax個人アカウントの登録を行ってください。
案内メールの有効期限は2024年05月20日10:04:44 PMとなりますので、有効期限内に確認を行ってください。

▼e-Taxホームページでご確認してください

※本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。

発行元:国税庁

Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.

送信元のメールアドレスが怪しい

まず、このメールの怪しいところが送信元のメールアドレスです。国税庁からのメールは正式には受け取ったことがないので、どういったメールアドレスで届くかはわかりませんが、送信元のアドレスが国税庁を彷彿させるメールアドレスではありませんでした。

ドメインが「com」なのも気になります。公式のメールであれば少なくても「jp」アドレスなのではないか?と思うのです。

メール本文やタイトルの誤字脱字

また、メール本文の誤字脱字です。

句読点がおかしいのと、本文中に「E-tax」という記載がある。
メールタイトルが「務署から」と“税務署?”の“税”の部分が抜けているようなタイトルになっています。
お金が絡む重要なメールであるのであれば、このような誤字脱字は公式ではありえないのではないでしょうか。

また、「e-Taxホームページでご確認してください」といいつつ、連絡先やURLの記載がありません。

これらは、メールの返信によって個人戦に持ち込もうとしているのでしょうか?

著名がシンプルすぎる

メール本文の最後に、送信者の名前や連絡先を書くことが多いメール著名。

この国税局のメールの署名は「発行先:国税庁」のみ。

そんなことって・・ありますか?

せめて、電話番号や住所、公式サイトのアナウンスがあってもいいのではないでしょうか?

国税庁からのメールの不審点

国税庁と名乗るメールを受け取りましたが、なんせ最初に疑いをかけるところが「受け取った本人(わたくし)はe-Taxを利用したことがない」ということです。

はい、ないんです。ですから、還付金があるわけもないし、メールを受け取りようもない、ということになります。

追加情報:国税庁はショートメッセージやメールでの納付を求める案内を送信していない

相次ぐ不審なショートメッセージやメールに、国税庁の【本物】が声明を発表しました

国税庁によると「国税庁、国税局および税務署では、ショートメッセージやメールにより国税の納付を求める旨や、差し押さえの執行を予告する旨の案内を送信していません」と公式サイトで発表しています。

国や税務署、役所からのメールは信じるべからず!

誰もが知っている名前、国や税務著、市町村などから届くメールは、一瞬ドキッとして、改まった気持ちになるのはわかります。

でも、そもそも「メールアドレスを登録した記憶があるか」、「メールを受け取るような事例に該当するのか」、よく考えましょう。

メール本文の中には「〇月〇日までに・・」などと期限を示すものもあり、焦ってしまいがちですが、それでは相手の思うつぼ。

そもそも、公的な手続きで個人宛にメールだけで済ませようというのは考えにくいので、一旦怪しいと思った方が良さそうです。

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