大手企業や大手銀行、クレジットカード会社、または有名人の名前を語って、大量に送り付けられたメールを「迷惑メール」、「スパムメール」といいます。
Eメールだけではなく、最近は携帯電話のSMS(ショートメッセージ)やLINEなどのメッセージアプリ、インスタグラムやツイッター(X)などのダイレクトメッセージでも行われます。
大体が、クレジットカード情報や個人情報を抜き取ったり、パソコンをウィルスに感染させたり、送信先のメールアドレスが実際に使われているものであるかどうかを判別したり、という目的で大量に送信されます。
一見、個人宛に送られていると思いがちですが、相手は不特定多数に送っていて「1人でも引っかかってくれたらいい」くらいで送っていることが多いです。
また、送信されている内容は、いくらでも偽装が可能です。公式のロゴやメールアドレス、住所が使われいるように見えても、それが必ずしも信用できることにはなりません。
送信先のメールアドレスも、ネット上で吸い取っているものや文字列を組み合わせて大量に生成し、送り付けているものも多いので、自分に届いたからといって「自分が該当しているメールだ」と認識しない方がよいです。
迷惑メールや迷惑ダイレクトメッセージが届いても、瞬時に反応してはいけません。
万が一、正式なメールだったとしても一日二日、放ったらかしにしたとしても、問題が起こるようなことはないです。一旦落ち着いて、寝かせてみましょう。誰かに見せましょう。
自分ひとりで対応しないことが、一番です。
怪しいメールが届いたら行うこと
- 送られてきたメールは「本当に送信元に登録したメールアドレス」なのか
- 送られてきたメールは「本当に自分に該当しているのか」
- 送られてきたメールの内容に不審点はないか(公式のロゴや住所が悪用されていることもある)
- 送られてきたメールアドレス(送信元)が公式とは異なる文字列のメールアドレスが使われていないか
- 送られてきたメールの本文中の文章が片言になっていないか
- 送られてきたメールのリンク先が公式のアドレスと異なっていないか(マウスポインタを充てるとブラウザの下に表示されることがある)
- 不審な点があったら、公式サイトを見てみよう。注意喚起が出ていることがある。
- 不審な点があったら、メール文中のリンク先をクリックしたり、添付ファイルを開いたりしないようにしましょう。
- 一度メール本文や一部をインターネット検索してみましょう
- メールソフトの「迷惑メール」フォルダに入ったものは、大体「迷惑なメール」と判定しても問題ないです(中には大事なメールが紛れることもありますので100%とは言えませんが)