車のダッシュボードに真っ赤な虫がいました。とても発色の良い虫で体長3mmくらい?小さな虫ですが、黒いダッシュボードで動く赤い物体はすぐ目が行きました。これは一体なんなのでしょう?害はあるのでしょうか?
車を運転中だったので、実際に写真が撮れなかったのですが、探したら画像素材集に全く同じ虫を発見!↑まさに、この子です。
真っ赤な虫の正体は実はダニ!タカラダニという縁起のよさそうな名前のダニです
真っ赤で小さい虫の正体はタカラダニの仲間で「カベアナタカラダニ」という品種。初夏の一時期に大量発生します。5月~6月ころにコンクリートの壁や門扉など、屋外に発生するのだそうです。真っ赤なので目立ちますが、チリチリと小さくうごめくダニなのです。
人間を刺す?刺されたら痛い?
カベアナタカラダニに遭遇しても、慌てなくても大丈夫。カベアナタカラダニは人間の血を吸うことはない無害な生物なのです。
したがって、たとえ体についていたとしても、血を吸ったり、噛んだりすることはありません。
大量にいる場合、多少気持ちが悪いものですが、特に心配はいりませんし、6月ころになると姿を見せなくなります。
ただし、注意点もあります。
それは、真っ赤な体ゆえ、体液が赤い、こと。なのでタカラダニをつぶすと赤い汁が出てくるのが注意点です。とくに白い服の上でつぶれたとか、椅子にたくさんついているときに、そのまま座った、という場合、つぶれて体液がでてきまった場合、洋服が汚れてしまいます。
また、洗濯してもこの体液は落ちづらいのが難点です。虫そのものは無害ですが、虫の中身、つまり体液でアレルギーを起こす人も中にはいるのとか。
タカラダニを見つけたらどうするのが賢明?タカラダニ撃退法
では、タカラダニを見つけたら一体どうすればいいのでしょうか?
オススメの方法は「水を撒く」ということです。
小さく動くタカラダニは水には弱く、水に触れると動けなくなります。
ホースなどで流さなくても、軽く霧吹きをかけるだけでも大丈夫です。
家や柱、コンクリート部などタカラダニが現れるところは、あらかじめ水を撒いたり、吹きかけておくと彼らの動きを制御できるはず。
そもそも、タカラダニは花粉を食べて生きているので、花粉自体を減らしたり洗い流しておくことで、タカラダニが集まる環境を減らすことができるはずです。
ぜひ、お試しください。
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